めぐみ保育園 給食だより

5月

●新年度がスタートして1か月。新しい生活に慣れてきたことと思います。今月はこどもの日の行事食として、かしわもちをいただきます。おうちでも話題にしていただき、子どもたちの成長を共にお祝いしましょう。

●継続できていますか?食事のリズム
新年度や新学期には気をつけていた食事のリズムが、だんだんと乱れてきていませんか? 幼児期は食事のリズムを作る大事な時期ですので、規則正しい食事の時間、量、質を継続していきましょう。そのためには、体を動かすことで空腹を感じ、食欲をわかせることがポイントです。また食欲は、「おなかがすいた」という生理的な欲求だけではなく、「おいしそう、みんなで食べたい」という気持ちや、今までの食体験にも影響されます。家庭で楽しく食べる習慣も大切にしましょう。

●1.2歳におすすめおやつ
ごはん類:おにぎり、のり巻き、うどん、おやき
いも類:焼き芋、干しいも、ふかしたじゃがいも
豆・種子類:枝豆、干しぶどう、干しプルーン
フルーツ:りんご、みかん、バナナ

●端午の節句
端午の節句は中国伝来の風習です。5月(旧暦の6月)は急に暑くなり、体調を崩す人が増える時期。そこでこの日に、健康を祈願していたのです。
端午の節句の食べ物には、ちまきやかしわもちがあります。ちまきを食べるのは中国由来の風習ですが、かしわもちは日本独自の風習です。かしわは縁起物で、
新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」といわれています。

4月

●ご入園、ご進級おめでとうございます。新しい環境での生活が始まりました。毎日元気に遊んでほしいと思います。その第一歩は朝ごはん。朝ごはんをしっかり食べて1日をスタートさせましょう。

●食事の適量って?
「食べる量が多いか、少ないか」。幼児期にはたいへん気になる問題です。少食だと子どもの発育に影響するのでは? と心配になるものです。しかし基本的に、子どもが元気よく育っていれば、それが適量と判断してよいでしょう。子どもは食欲にむらや偏食があって当然です。きのうときょうで比較するのではなく、数日から1週間単位で、長期的にみていきましょう。

●離乳食の進め方
準備期(4か月)はスプーンやおっぱい以外の物に慣れる時期。初期(5~6か月)は1回食で、ドロドロにしたものを飲み込みます。中期(7~8か月)は2回食。上あごと舌で押しつぶしながら飲み込みます。この時期にたんぱく質も与え始め、薄い塩味をつけます。後期(9~11か月)は3回食。歯ぐきでつぶしながらさまざまな味や感触も楽しみます。ここまでの離乳食は毎食ミルクとセットですが、移行食(12~18か月)のころは1日3回の食事とおやつで十分になります。

11月

冬の足音が聞こえ始めた11月。寒い日こそ外に出て、なわとびや鬼ごっこをしています。体を動かすと、自然におなかがすいて食欲が増すようです。給食の「いただきます!」の声も大きく、園内に響いていました。

食事のマナーは
身についていますか?
3歳ぐらいになると、周りのみんなと会話をしながら楽しく食べることができるようになります。
人とコミュニケーションを図るには、マナーやルールが大切です。食事の基本的なマナーを教えるには、まず環境を整えることから始めましょう。
そして、子どもが食べる様子を見守りながら、マナーを伝えるようにしましょう。うまくできていない場合は、お手本を見せましょう。

食事の環境を整える
●食事の前に手を洗うよう促す。
●配膳や後片づけの手伝いをしてもらう。
●テレビを消して食事をする。
●「いただきます」「ごちそうさま」を、
 大人が大きな声で言う。
●誰かと一緒に食べるようにする。
●食卓を清潔にする。

子どもの様子をチェックする
□「いただきます」や「ごちそうさま」が言えているか。
□正しい姿勢で食べているか。
□お茶碗やお椀を上手に持てているか。
□正しい持ち方ではしを使っているか。
□食器を大切に扱っているか。
□口を閉じてモグモグと食べているか。
□食べ物をボロボロこぼしていないか。
□好き嫌いなく、残さず食べているか。

はしを使う練習をしましょう
園では、5歳ごろからはしを使い始め、正しく持てるように取り組んでいます。あせらずゆっくり練習しましょう。

手順
①はし1本を鉛筆を持つように持ち、上下に動かしてみましょう。
②もう1本のはしを、①の下に入れて、親指の付け根に挟み、薬指の第一関節と中指の先で支えましょう。
③はし2本のうち、下のはしは動かさず、上のはしを上下に動かしましょう。

食事のときの正しい姿勢

食事のときは、正しい姿勢を保てるように、ご家庭でも気をつけましょう。
*背すじをまっすぐ伸ばす。
*テーブルにひじをつけない。
*お茶碗やお椀は手に持つ。
*両足を床につける。
*テーブルとおなかの間は
 こぶしひとつ分あける。

9月

天高く馬肥ゆる秋。十五夜やお彼岸(ひがん)には、月見だんごやおはぎを用意して、秋の実りを満喫しながら日本の伝統行事を楽しんではいかがでしょうか。ご家庭でおだんごを手作りすれば、楽しい思い出になりますよ。

異世代との食事のすすめ
環境や文化の違う人と一緒に食事をすることは、新鮮な刺激から人に興味を持ち、他人への配慮や思いやりの気持ちを育むことができます。特に高齢者との食事では、先人の知恵や食文化の歴史、マナーを教えてもらうことにもつながりますので、機会を設けて交流してみましょう。

長寿と食事
いま世界では、伝統的な日本食が健康&長寿食として注目されています。米を基本に、野菜や豆類、魚を組み合わせた昔ながらの和食は、栄養バランスがよいとされています。また、酢や海藻類も健康によい食べ物です。長生きできる体を食べ物からつくっていきましょう。

お月見を楽しむ
月見の由来
旧暦8月15日前後の満月を十五夜といい、ススキを飾り、月見だんごやお酒を供えて月を愛でる風習があります。
月見だんごの作り方
上新粉150g にぬるま湯120mlを少しずつ加えてこね、耳たぶ程度の固さになったら15等分し、丸める。たっぷりの湯でゆで、浮き上がってきたら冷水で冷やし、あおいで「てり」を出す。

非常食の備えはできていますか?
9月1日は、災害への認識を深め、備えを確認する「防災の日」です。関東大震災が起きた日であり、台風が多いとされる二百十日から制定されました。
準備するとよいもの
飲料水(1人1日3L×3日分)・3日分の非常食・医薬品・懐中電灯・携帯ラジオ・予備の電池・カセットコンロ・ガスボンベ・貴重品(現金・身分証明書・通帳、印鑑、保険証ほか)

7月

そうめんや冷やし中華がおいしい季節になりました。しかし、単品で食べてもおいしい麺類ですが、栄養バランスが崩れがち。夏バテ予防のためにも、副菜や具材などを工夫して、栄養バランスに気をつけましょう。

旬の食材を食べましょう
四季に恵まれた日本では、それぞれの季節に採れたての旬の食材を味わうことで、生活の中に季節を感じてきました。旬とは、その食材が最もおいしく、栄養豊かな時期です。夏は身体を冷やし、冬には身体を温めるなど、季節に合わせて私たちの体に働きかける食材が多く、食べることで体調を整えてくれる効果をもたらすものもあります。旬の食材をメニューにうまく取り入れてみましょう。

夏が旬の食材
●きゅうり、なす…体を冷やす効果がある。余分な水分を排出する利尿作用も。
●トマト…βカロテンやビタミンCが多く含まれ、美肌作用や日焼けした肌を回復させる効果がある。
●えだまめ…ビタミンB1 やC、カリウムが豊富。汗で流れ出たカリウムを補える。
●うなぎ、あなご…ビタミンAを多く含み、疲労回復に効果がある。
●あじ…骨を強くするカルシウムや血液をサラサラにするDHA · EPAを含む。

水分補給はこまめに
(スポーツ飲料・経口補水液)
夏は室内での熱中症にも注意が必要です。のどが渇いたときには、すでに水分不足ですので、こまめに水分補給をしましょう。スポーツ飲料や経口補水液は、状況に応じて使い分けましょう。
【スポーツ飲料】糖分が多め。脱水症状が起こる前の水分補給、運動などで疲れたときに飲むのに適している。
【経口補水液】電解質(イオン)濃度が高く、塩分が多め。発熱や下痢・嘔吐などで脱水状態のときに適している。

土用の丑の日にはうなぎ
本来うなぎの旬は冬ですが、7月の「土用の丑の日」には、うなぎを食べる風習があります。ビタミンA をはじめとするビタミン類が豊富なうなぎは、疲労回復や夏バテ防止にピッタリです。