めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

子どもたちの自分づくりを大切に

1月16日は法人の役員を始め、工事に携わる方々、地域の皆様と共に新しい園舎の起工式をもちました。5歳児の子どもたちもめぐみ保育園の一員として出席し、一番前に座って牧師先生や理事長先生、工事関係者の方々のお話をとても一生懸命に聞き、明るい歌声で賛美歌を歌ってくれました。
頼もしく、しっかりと育っている姿に誇らしく思いました。寒い日ではありましたが、テントの中はたくさんの方々の温かい思いに包まれ、とても素敵な起工式を持つことができました。本当に感謝です。

お母さん お父さんへ
どうか忘れないでください。
子育てでなにより大切なのは、
「子どもが喜ぶことをしてあげることです。
そして、そのことを「自分自身の喜び」とすることです。
子どもはかわいがられるからいい子になります。
かわいい子だから、かわいがるのではないのです。
いくら抱いても、甘やかしてもいい。
たくさんの喜びと笑顔を親とともにした子どもは
やがて 人の悲しみをも知ることができるようになります。
誰とでも喜びと悲しみを分かち合える人に成長するでしょう。
これは人間が生きていくうえで、
もっとも大切な、そして素晴らしい力です。
児童精神科医 佐々木正美 著「子育てのきほん」より


又先日は乳児クラスの懇談会をもちました。日常の保育の生活、遊びの中で子どもたちの育ちを写真や動画を通して共有していただき保護者の方々と交流する時間を持つことができました。4月当初の顔と比べると、赤ちゃんらしさがなくなりしっかりしてきた感じがします。自分と他者の区別がはっきりし「私はわたし」「私の思っていることと違う」と感じるようになり、自我が芽生え自我を確立していく大切な時期です。まだうまく言えないし自分でも何が好きなのかどうしたいのかわからなくて「イヤ」と表現し、この経験を積み重ねていくことで自分の好みや心地よい状態を発見していくといいます。そして2歳から3歳とさらに子どもたちの‟自分探し“が発展していきます。毎日の大人との関わりやお友達との遊びの中で、人からどう見られているのかを意識したり、おもちゃの取り合いや、相手と自分の思いがぶつかり合ったり、相手の反応が気になったり、罪悪感や葛藤などの複雑な感情や、人への思いやりなども持つようになってきます。さらに幼児期は豊かな体験、経験を積み重ね人と関わりながら自分を作っていきます。すごいですね。周囲の大人にはちょっと大変なこともありますが、個性がありそれが愛おしく、いろいろな表現をありのまま認め受け止めることの大切さを感じさせてくれます。
 児童精神科医の佐々木正美氏の著書「子育てのきほん」の中で「子どもはかわいがられるからいい子になります。かわいい子だから、かわいがるのではないのです。」と話し、  又フランスの精神科医ワロンの言葉を引用し「お互いに喜び合うことが、人間の最大の喜びであり、これが人間的なコミュニケーションの根源である。この力は乳幼児期後半から育ち始める」とあります。今その時その時を一生懸命遊び、自分を表現し、自分を探し、自分づくりの真っ最中の輝いている子どもたちを応援し、楽しい時間をいっぱい一緒に共有し、共感しあう保育をしていきたいと思います。