めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

《雲からも風からも、子どもたちの力に!》11月のめぐみだより

《雲からも風からも、子どもたちの力に!》
10月緊急事態宣言が解除され、感染者数の減少が進んできましたが、残念ながら感染に伴う休園要請を受けて、利用者の皆様にはご迷惑をおかけすることになりました。職員全員による園内消毒を行い、検査や保健福祉センター・大阪市とのやり取りの中で何とか通常保育を行うことができました。減少とはいえ今後も、集団生活の中では安心とはいえない状態です。引き続き職員及び園児、保護者の皆様の健康管理と配慮ある行動をお願いしたいと思います。
幼児の「めぐみまーる」は交代制・限定参観の中ですが無事実施。後日保護者の皆様には配信をさせていただきました。しかし、2才児の親子あそび会は再延期となり残念でした。
11月は親子あそび会、みかん狩りや収穫パーティを楽しめるよう過ごしたいと思います。
稲作挿話
これからの本当の勉強はねえ
テニスをしながら商売の先生から
義理で教わることでないんだ
きみのようにさ
吹雪やわづかの仕事のひまで
泣きながら
からだに刻んで行く勉強が
まもなくぐんぐん強い芽を噴いて
どこまでのびるかわからない
それがこれからのあたらしい
学問のはじまりなんだ
ではさやうなら
・・・雲からも風からも
   透明な力が
   そのこどもに
   うつれ・・・・
(宮沢賢治)
園では5月に子どもたちが丹精込めて土づくりをして植えたさつまいもとバケツ稲のお米の収穫を楽しんでいました。秋植えの野菜の種をまき、次への収穫に向け精を出しています。子どもたちはこのコロナ禍、身近な生活に関心を示しとても変わったと思います。食材の残りを乾燥機にかけ、始めた土づくりから、種を植え育てる。自分たちの土、軽石を仕分けたり、枝や葉っぱの処理、重い土運びと自ら汗をかいて育てることを楽しんでいるのです。土の中に生きる幼虫や虫を発見しながら、地道に自分ができることに精出しいそしんでいる姿がとてもステキでついうっとりと見入ってしまいます。
その姿に宮沢賢治が岩手県花巻農学校の教師を辞し、農業技師として稲作に従事する教え子への指導するなかで生まれた詩を思い出します。「雨ニモマケズ」は有名ですが、東北農村の貧困に精力的に活動し、温かなまなざしを向け一人の幸せでなくみんなの幸せを願った人でした。詩の「商売の先生」とは頭だけの知識ではなく、子ども自身の身体をくぐることが真の勉強であると言っているように思います。子どもたちの未来を大切にした学びを、地道に作っていける保育を私たちも学ばねばと思います。「雲からも風からも」自然と生き、人と共に生きる力を子どもたちの力にしていきたいものです。   奥田輝代

11月の主な行事予定

 
6日 土 2歳児親子遊び会心
9日 火 避難訓練
18日 火 積木遊び(幼児クラス)
17日 水 みかん狩り遠足(2歳児~幼児クラス)
18日 木 いわしの手開き、つみれ作り(5歳児)
19日 金 収穫感謝パーティ
心は親子参加行事です