めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

《母さんがどんなに僕を嫌いでも!僕は母さんが好きです!》12月のめぐみだより

《母さんがどんなに僕を嫌いでも!僕は母さんが好きです!》
早いものでもう12月、今年一年の終わりです。親子ふれあいまつりでは保護者の方々にもご協力頂き、楽しい一日を過ごすことができました。多くの卒園児や以前働いていた職員等も顔を見せてくれて、再会できる場があるのはうれしいことだと改めて思いました。
又10月の台風で壊れたブドウ棚や吹き飛んだトタンも修繕でき、砂場にも砂入れができやっと日常が取り戻せたようです。先日は小林小学校の生徒さんに助けられ津波に備えて避難訓練ができ、日常的に災害に対する備えを行わねばと改めて感じさせられます。

《人間同士が、人として認め合えているか!》11月のめぐみだより

《人間同士が、人として認め合えているか!》
 10月は子どもたちが楽しみにしていた運動会や遠足があり、5才児は千島保育所との交流から一緒に大正中央中学2年生と、タブレットを使って交流を実現しました。その後、高齢者介護施設にお伺いし、お年寄りとのふれあい交流をさせて頂きました。忙しい月になりましたが、身近な家族だけでなく地域の中で生活している多くの人たちと接することができ、少し視野を広げて、自分の地域での生活を体験する機会になりました。自分が多くの人との関わりで生きていることや、大切に接してもらえることの喜びもたくさん頂きました。成長していく子どもたち一人ひとりが、自分が地域の一員として見守られ、自信をもってこれからも過ごしてほしいと思います。
先日、「大阪キリスト教社会館」当法人の研修会を門真で行いました。勤続10年の職員表彰の後、「地域・職場における人権」について、当園の苦情解決第三者委員をお願いしている弁護士-空野佳宏先生から日常、今なお起こっている人権問題についてお話を伺い、職員同士でグループワークを行いました。私たちは学校教育の中でも人を差別することや、いじめについても、「いけないこと」と周知をしているはずですが、しかし、自分はしているつもりはなくとも、現実的におきていることに無知であったり、知らぬ顔で、人を傷つけていたり差別で苦しんでいる人や、地域や民族の存在をないがしろにしている現実があります。改めて、お話を伺う中で「日本は平和で問題がない」「私は大丈夫!」とやり過ごしていることが多くあり、沖縄の基地の問題や在日の人々に向けられたヘイトスピーチ等さまざまなことを見逃して生活しています。中学2年生の子どもが「鶴橋大虐殺を実行しますよ」とヘイトスピーチしていた話を聞き、いろんな考えはあっても人を傷つける権利は誰にもないはずです。特に、私たち子どもたちを養育する家族や援助する者にとって、とても悲しいことではないかと思います。幼い時から「自分も大切、他の人も大切」にすることを教えて育ててきているはずなのですが..。
私たちは知らないことがいっぱいですが、多くの人とふれあい、違いを認めて生きていくなかで、解らないことを知り気持ちを埋めていくことを大切にしていきたいと、改めて学ばされた研修会でした。日頃の生活の中でも、子どもたち、大人同士、障がい、年齢の違い、性別のこと、地域や国の違い等、分からないことだらけです。空野先生が最後に、自分の内面を見つめて、心が苦しかった時期があったこと。それを超えて自由に活動ができるようになったエピソードから、「人間の心は自由になる」「人と議論して、人の話を聞くことが大切である」と話されていました。一つひとつ紐解きながら、交わりや理解を深めていくことが、私たちの生活をより豊かに大切なものにしてくれると思います。
子どもたちがみんなで育ちあえる社会として、まずそれぞれ自分自身が歩みより、思いやりをもって違いを見つめていければと・・。難しいこともできるところから。    奥田輝代

11月の行事予定


9日 金 ちんすこう作り
10日 土 親子ふれあいまつり心
13日 火 大正デイサービスセンター訪問交流(5才児)
14日 水 みかん狩り(2才児~5才児)
21日 水 小林小学校との合同避難訓練
いわしのつみれ作り(5才児)
22日 木 収穫感謝パーティ
30日 金 積木遊び(幼児)
心は保護者参加行事です。

《人と人の「つながり」を考える》10月のめぐみだより

《人と人の「つながり」を考える》
先日「友だち幻想」という故 菅野仁さんの本がテレビで紹介されていました。社会学者である氏が10年前に友だち関係に悩む我が子に向けて書かかれたとあります。「みんな仲良くすること」が当たり前の社会に、いじめや引きこもり、「ライン即レス(返事)」への不安等が今もなお生み出されているように思います。上手く関われないのは自分のせい?コミュニケーション不足?大人になれば、人と付き合わなくても生きられる?人を阻害して陰口を言う人がいるかもしれません。互いに助け合って生きるためにつながっていた昔と違い、今はお金があれば何でもできるし、一人でも生きられる。でもやっぱり寂しい!「群れる」ことにより不安から逃れようとする「同調圧力」から一歩踏み出て、異質なものとどう「並存」「共在」できるかが大切であると言われます。気に入らない相手ともお互い傷つけ合わない形で共在する。そのためにルールがあります。縛るためのルールでなく自由になるためのルールです。間違っても「やっつけてこい!」「負けるな!」とは言わないでほしいですね。子どもたちの苦しみはそこにあります。でも子どもを持つ親にとって、うちの子がいじめられないか?とっても不安です。信頼できる友だちとて、完全受容はむつかしい。それはお互いのことを理解しようとして深めていく関係です。
保育園の中でも、「友だちや仲間を大切に」「いじめはダメ」と言うのですが、それは単なる規範意識ではなく、互いが安心して生きるためのルールです。強いものが勝つルールではありません。付き合うことが難しい場合は距離をおく。でも「シカト」「仲間外れ」は攻撃と同じなので、あいさつや必要な行動はするといった距離感かもしれません。
幼い子どもたちは、まだまだ言葉や、自分の表現を学んでいる時期です。ことばの使い方やどのように関わっていくのか身をもって学んでいきます。自分の発する言葉がどのように相手に伝わっているのか?傷つけたりしていないか?上手く遊べた経験、ケンカした経験をたくさん重ね、友だちを作っていきます。気の合わない場合は、言葉や表現が不十分だからなのか、どう付き合っていけば上手く一緒に過ごせるのか?幼児では年齢の違うお友だちと生活し、又お年寄りや小学生、中学生ともたくさん接する機会をもっています。
育ちの中で人と人の〈つながり〉をどのように作っていけるのか。判断能力や他者との関係性をつくっていける能力を大人は見極めながらサポートすることが大切です。
本の中で作者がコミュニケーションを阻害する言葉を挙げています。①「ムカつく」「うざい」②「ていうか」③「チョー」「カワイイ」「ヤバイ」④「キャラかぶる」「KY」-これらの不快感の感情をすぐに言語化できるツールを、10年も前から言われていたことにも驚きでした。異質な他者を知ることなく〈逃げのアイテム〉として言葉が機能し、多用することによって他者が帯びる異質性に最初から背を向けてしまいます。自分と違った「人」、「国」「民族」や「障がい」「性」からも距離を置いて受け入れない姿勢と同様に、人としての存在を軽く見たり、傷つけることになってしまいます。改めて子どもたちにことばの持つ力も、大切に伝えていきたいと思った一冊でした。              奥田輝代   

《わたしは、さがしています》9月のめぐみだより

《わたしは、さがしています》
アメリカ人の詩人アーサー・ビナードの言葉と岡倉禎志(おかくらただし)の写真が語るこの絵本「さがしています」は、子どもたちと迎えた「平和を考える日」の写真絵本です。
おはよう おはよう
おはようございます
あなたにとって「いま」は 何時?
わたしにとって「いま」は いつでも
あさの 8時15分。
もともと わたしの
ながい はりと みじかい はりは
「おはよう」のあと ちくたく ちくたく
「こんにちは」「こんばんは」
「おやすみ」へ まわっていました。
ヒロシマの にぎやかな とこやさんの
かべに かかって。
わたしは みんなに
「なん時」って おしえるのでした。
でも 8月6日の あさ 8時15分に
ピカアアアアアッと きました。
あの光は わたしの顔の 「1」にも
「2」にも 「3」にも 「8」や
「9」の 数字にも ささってきました。
わたしの 「いま」は とまったのです。
「おはよう」の
あとの「こんにちは」を
わたしは さがしています。


戦後73年を迎え、私たちにとって原爆や戦争は遠い昔のことになりました。しかし未だ身近に紛争や原発被害で苦しむ現実があります。もはや、普通になっているのかもしれません。
 広島平和記念資料館に寄せられた遺品に込められた「生きたいと願う人々の声」を私たちは受け止めてきたのかなと不安になります。ヒロシマの濱井理髪店で時を刻んでいた壁時計-瓦礫から掘り出された時計は亡くなった人のいのち、生活や人生をカタリベとして伝えています。
私たちは、今を「元気で楽しく生活」できることに感謝するとともに、犠牲の中で生まれてきたこと、一方で多くの犠牲も生み出しているかもしれないことに、気づき目を耳を澄ましていける心を大切にしていきたいものです。
子どもたちには、この日のことだけではなく、出会った世界を、お話や音楽、写真や絵を通して、想像し自分でとらえ考えることができる力
を育てていってほしいと願います。
9月は少し過ごしやすくなるでしょうか?この夏は「熱中症」でお外にも出ることができない日常?でした。お外で身体ものびのびと使って遊んだり、敬老の日のお祝いの中で共に過ごせる喜びを感じることができればと思います。又、2歳児保育室の一部を遊べる空間としてリフォームする工事があります。少しご迷惑をおかけすることになりますが、ご協力お願いします。     奥田輝代

《育みたい、自分大好き!21世紀の子へ》8月のめぐみだより

《育みたい、自分大好き!21世紀の子へ》
暑い・熱い日々が続き、水害・台風と取り巻く自然災害にも不安を覚えます。この時期唯一のプールや水遊びにも危険信号がつくこの頃。子どもたちの運動や活動へのチャレンジも自粛ブームで、心身の発達にも影響しそうな勢いです。開発を優先する社会への自然からの警告のように思います。楽しく工夫しながら、配慮を怠らず過ごしていきたいものです。