めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

絵本で幸せな時間を ~11月号

 11月、スポーツ、芸術、読書の秋の言葉どおり、何をするにも心地よい季節になりました。
入園進級から半年がたち、身体も心も成長してきた子どもたち。又親子遊び会やめぐみマールでの楽しかった体験をとおして、園庭でも室内でも意欲的に様々な遊びに挑戦しています。
 先日「ぐりとぐら」シリーズなどで知られる児童文学作家の中川李枝子さんが亡くなられました。保育士として子どもたちと過ごす中で生まれた「いやいやえん」や「そらいろのたね」「ぐりとぐら」シリーズなどはきっと保護者の皆様も幼いころに読んでもらった記憶がありますよね。私自身も子どもの頃「いやいやえん」が面白くて気に入っていたことを思いだしとても懐かしいです。となりのトトロの主題歌「さんぽ」の詩も彼女の作品です。妹の山脇百合子さんが絵を担当した「ぐりとぐら」シリーズは特に今も変わらず子どもたちが大好きな絵本です。14もの国と地域で訳され世界中で読まれているそうです。双子の野ネズミ「ぐりとぐら」のユニークで独創的で楽しく仲間の中で織りなす様々な体験、カステラづくり、遠足、海水浴、クリスマス、おおそうじなどのシリーズがありますが、どれも子どもたちの日常と重なり、引き込まれて一緒に楽しんでいます。中川李枝子さんのエッセイ「本・子ども・絵本」の冒頭に素敵な挿絵と共に「絵本で楽しく豊かな心の体験をした子は、人生に希望と自信を持ちます」と書かれています。素敵な言葉です。
 絵本は本当に不思議です。絵と言葉で語りかける物語の世界に入り、幸せな楽しい時間を作り出してくれるのです。改めて絵本の面白さ、大事さを思い起こさせてくれました。これからも保育の中で絵本を楽しむ時間を大切にし、子どもたちが幸せな時間を積み重ねていけるようにしたいと思います。
又ご家庭で「忙しくて絵本を読んであげる時間が取れない」場合も大丈夫です。お迎え時に月に1回、5分だけお子さんをお膝に抱いて絵本を読む座布団読みの日があります。一緒に絵を見る、大好きなお母さんやお父さんの声を通して絵本の豊かで心地よい温かい言葉、美しい、楽しいリズムの言葉に出会う、そして何よりもおひざの上で温かさを感じるその数分が子どもたちにとっての楽しい、嬉しい経験となり積み重なっていくと信じています。
「子ども時代は、どの子も幸せでなくてはなりません。
本は、子どもを幸せにするひとつの手立てなのです。」
(イギリスの先駆的な児童図書館員、お話の語り手アイリーン・コルウェル氏)
にこにこライブラリーにはたくさんの絵本があります。幼い頃にワクワクして読んだ思い出の絵本もたくさん見つかりますよ!ぜひ遊びに来てください。

11月の主な行事予定


8日(金) 子育てふれあい大会(5歳児)西成区民センター
9日(土) 親子ふれあいまつり(10時~14時)
14日(木) 鰯のつみれ作り(5歳児)
15日(金) 収穫感謝パーティ
19日(火) 避難訓練
20日(水) 積木遊び(幼児クラス)
25日(月) みかん狩り遠足(2歳児~)
26日(火) 数あそび(5歳児)
29日(金) おもちつき会