めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

子どもたちの学びの世界~みんながおしえてくれました~5月のめぐみだより

子どもたちの学びの世界~みんながおしえてくれました~
 園入口のさくらんぼ🍒が熟し、子どもたちと収穫していただきました。とても甘くてびっくりです!新年度がスタートし1か月、新入園の子どもたちにとっては安心して過ごせるにはまだ時間は必要ですが、少しずつ周囲の世界に目を向け始め、興味のあるおもちゃに自ら手を伸ばし遊び始める姿が増えてきています。子どもたちの遊ぶ力はやっぱり素晴らしい。
幼児クラスでは3歳児のお友達を新たに仲間に迎え、4・5歳児の子どもたちは嬉しそうに3歳児のお友達に丁寧に話しかけ、お世話をしたり、困っていると助けたり、いろいろなことを教えてあげたりする姿が微笑ましいです。
最近、五味太郎さんの「みんなが おしえてくれました」を改めて読みました。(にこにこライブラリーにあります!)ある女の子が日々過ごす周囲の動物や虫、自然のいろいろなモノから学び自分の力にしていく姿がユニークに描かれ、最後に「それにそもそも わたしは うまれつき かんがえるひとだし いろいろ おぼえるひとでもあるし…なにしろ ともだちがたくさん おりますから どうみても りっぱなひとに なるわけです」と締めくくっています。そのひとつひとつが園での好奇心旺盛な子どもたちの学びの姿と重なります。
ある日の幼児クラスのエピソードを紹介します。しっぽとり(ズボンの後ろにひもを挟みしっぽにし、お互いにしっぽをとりあうゲーム。しっぽを取られた子は抜けて、最後まで残った子が勝ち)をした時のこと。5歳児が3歳のお友達には2回挑戦できるようにしっぽを2本つけてあげ、ゲーム開始。相手のしっぽは取りたいけど自分のは取られたくない3歳のお友達。負けじと頑張って走ったけど、しっぽを取られて泣いたり怒ったり、座り込んだり。すると5歳児の子どもたちが近寄り、「大丈夫?」とやさしくお尻の砂を払って立たせてくれたり、「しっぽ付けて座っとき」としっぽをつけてくれたり。「勝ちたかったの?」「悔しかったな~」と優しく思いを受け止め慰めてもらうことで、泣き止んで他のお友達を楽しそうに応援している姿がありました。4・5歳児は生活や遊びの積み重ねのなかで、いろいろなお友達の存在を受け入れ、友達と一緒に遊ぶことの楽しさやルールの面白さを学び、悔しいけど気持ちを切り替える力も育んできています。又1,2年前の悔しくて泣いていた自分を重ね合わせ、小さい子の気持ちを理解すると同時に大きくなった自分に自信や誇りをもっていく姿を感じさせられました。「これはルールだから。」と大人が教えるのではなく、子どもたちが遊びの中で、気持ちを表現し、受け止められて気持ちを立て直す経験をしていく、素敵な子ども同士の学びの世界でした。
子どもたちは自ら学び、育つ力をもっています!大人はどうしても「○〇ができるように」を優先してしまいがちですが、自らの興味、関心、好奇心、探求心を日々の遊びの体験や経験の中で膨らませていくことや、仲間の中での喜びや葛藤などを通して心を育むことを大切にし、支えていきたいです。

5月の主な行事予定

 
3日 金 ひなまつり・5歳児懇談会心
12日 金 れんげホーム懇談会(4:45~)
15日 月 小林小学校合同防災訓練
雨天時は、17日(水)
19日 金 たんぽぽホーム懇談会(4:45~)
23日 火 積木あそび(幼児)
25日 木 尿検査(2~5歳児)
27日 土 親子遠足
30日 火 数あそび(5歳児)
心は保護者参加行事です