めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

《人をつなぐ心のうた》11月のめぐみだより

《人をつなぐ心のうた》
日中汗ばむ日もありますが、ようやく朝夕長袖や上着の必要な季節を感じるこの頃です。
物価はどんどん上がるし、光熱費や食費もきびしい。毎年11月「サンマ焼き」をするのですが一匹280円と言われたと給食の先生の言葉に絶句!給食費以上!悔しい毎日です。
 先日は幼児ホーム交代で「めぐみマール」(運動遊び会)を小林小学校をお借りして行うことができました。夏まつりができなかった分、5才児はエイサーも披露してくれました。
感染対策を考えるとご不便をおかけすることになりますが「親子ふれあいまつり」や「みかん狩り」も実施して楽しみたいと思います。
 先日、アゼリア大正ホールで仲村奈月さんのCD販売記念があり、コンサートを久しぶりに楽しみました。沖縄民謡やジャズとのセッション、舞踊とひさびさの音色が心に響きました。昔、奈月さんのお父様にはめぐみ保育園の子どもたちも教えて頂いたことがあります。めぐみでは、子どもたちはエイサーも踊りますし、歌やわらべ歌にも親しんでいます。もちろん日本各地の民舞やアイヌ、韓国、中国、ベトナムと子どもたちは多くの文化との出会いを大切にしています。自分たちのアイデンティティを大切にし、又ともに生き、出合う人々に対しても敬意と尊敬をもって接する心、違いを乗り越え理解して生きることのできる子どもたちであってほしいと願っています。民族だけでなく、性や障がい、貧富も含め差別のない、暴力や戦争で解決しない社会を作ってほしいです。知ること、出会うことが一歩です。
     最後にうたわれた我如古より子さんの唄より一部

「女工節」
♪親元ゆはなり大和旅ちゅし淋しさやあてぃん勤みでむぬよ・・
(親元を離れ 本土に旅すること 寂しさはあっても 勤めであるからよ)
♪紡績やアンマ楽んでぃる来ゃしが楽や又あらん哀れどアンマ・・
(紡績は、お母さん楽だと言っていたけれど 楽では又ない 辛いんだよ お母さん)


大正区の三軒浜東公園に「近代紡績工場発祥地の碑」をご存じでしょうか?1882年渋沢栄一らが大阪紡績の工場(4階建てレンガ造り)をたて、大阪が「東洋のマンチェスター」として栄えた時期、「ソテツ地獄(猛毒のソテツの実や幹でしのいだ)」といわれ沖縄の食糧難を逃れて、本土に多くの人が京阪神に出て紡績はじめ過酷な労働や住環境、差別や偏見の中で生きてきました。「女工節」は東北や北海道にもあり「女工女工と見下げるな、女工の詰めた缶詰は・・。」と唄われています。歌は喜びを、苦しさを、自然をともにし力に変えるものです。苦しさの中を生き抜いてきた先人の強さ、逞しさへの畏敬を胸に、今大変な社会で生きるみんなに対しても、思いを込めたうたごえとして心に残りました。
育まれてきた各地の歌や文化は人々に勇気を与え、次への道しるべです。困っていたり、弱っている気持ちに寄り添える人と人とのつながりを大切にする心を、子どもたちと共に育んでいきたいと思います。         奥田輝代

11月の主な行事予定

 
5日 土 親子ふれあいまつり心
8日 火 避難訓練
11日 金 収穫感謝の日
15日 火 積み木遊び(幼児)
16日 水 数遊び(幼児)
24日 木 みかん狩り遠足・千島公園遠足
心保護者参加行事です。