めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

 《へいわとせんそう》7月のめぐみだより

ほんとうに梅雨なのか?肌寒い日などなく連日30度越え、気候変動に不安を覚えます。社会が「ウクライナ」に揺れ、ニュースから流れる映像が子どもたちの心にも投影され、現在市営住宅の取り壊し中の建物をみて「テレビにのるんちゃう?」の言葉、辛くなります。一方で、騒音、粉塵が気になる中ですが、子どもたちは日々保育生活にまい進、ジャガイモを収穫したり、コメの苗を育てたりと日々忙しく過ごしたくましいなと感心します。
コロナ生活に突入して以来、園外への活動は自粛が続いてきました。バスや電車を乗り継いでいろんな経験もできない状態でしたが、7月に4.5歳児は観光バスを利用して「伊丹市昆虫館・スカイパーク」へ出かけます。6月になって自宅待機になったクラスもあり、コロナもまだまだ終息とは言えないですが、状況をみながら活動の幅を広げていければと思います。夏場にむけ、社会も解放感で移動が多くなる時期、集団での生活を維持するためにもお互いに注意を払い行動していきたいと思います。

「へいわのボク」と「せんそうのボク」
「へいわのワタシ」と「せんそうのワタシ」

*谷川俊太郎さんの言葉とNoritakeさんのイラストで、白黒のシンプルな絵とことばで作られた絵本です。
毎年「平和を考える日」に広島や長崎の原爆等を含めて過去で伝えることが、今はテレビでウクライナの避難する人々や破壊された家や建物が現実のこととして日々映し出されます。
この絵本は2019年3月に発行されたものですが、「へいわとせんそう」を子どもたちにもわかりやすく伝えてくれます。私たちは子どもたちには夢のある社会を伝え、育てていきたいと願っていますが、未来に生きる人として自分の眼で、耳で情報を判断し考えることができる力を育てることは大切です。いろんな人がいろんな考えをもって生きています。どのような方法で自分の思いを伝えて行動し実践していけるか、大切なテーマであると思います。
ゲームやネットの世界では、戦いや空想がさも普通にあるあるで流され、その刺激がカッコ良い強いものとして認識されることもあります。子どもたちにとっての情報もたくさんは入ってきます。「平和な日常」も「戦争」も、虚構でなく自分たち「人間」によって起こされることを、立場が変わっても同じ「人間」どうしであることを、この絵本は伝えてくれているように思います。
 子どもたちにステキな未来を!と願います。      奥田輝代

7月の主な行事予定

 
6日 水 歯科検診
7日 木 4・5歳児バス遠足(伊丹市昆虫館)
12日 火 避難訓練
21日 木 プール開き
28日 木 夏遊び会