めぐみ保育園

お知らせ:にこにこニュース

♦子どもの宝物♦ 絵本とおもちゃ

▶子どもの心の世界
(マリー・ホール・エッツ作 まさき るりこ訳
福音館書店刊)


男の子はラッパを持って、森へ散歩に出かけます。森の中で、ライオン、ゾウ、クマなどいろいろな動物たちに出会います。そして、ハンカチ落とし、ろんどんばしおちた、かくれんぼなどの遊びをします。かくれんぼ遊びで、男の子が鬼になった時に、動物たちは姿をけしていきます。
 子どもたちは、かくれんぼう遊びが大好きです。年少の子どもは、かくれんぼう遊びで自分を見つけてくれないと、泣き出すことがあります。隠れた友達を見つけられないと泣き、自分を見つけてくれないと、見つけて!と訴えます。不安な気持ちに襲われるのでしょうね。
 森は多くの命を育むところであり、あまりにも深く入り込むと命を落とすところでもあるのです。子どもはファンタジーの世界でもよく遊びます。しかし、現実の世界に戻ってくることが必要です。
子どもを探しに来た父親に見つけられますが、その時の会話が素敵です。「いったい だれと はなしてたんだい」「きっと、またこんどまで まっててくれるよ」。 ところで、ウサギだけは男の子のそばを離れませんでした。

▶親子のままごと遊び

 ままごと遊びは、子どもの遊びの定番です。好んで遊んでくれます。一歳を過ぎるころ子どもは、親に自分の持っているものを差し出し「食べろ」といいます。母子のままごと遊びの始まりです。おいしそうに食べて下さい。自分のために食事を作ってくれる親に憧れ、やがて親の為に食事を作ってくれます。楽しく付き合って下さい。写真のおもちゃは、包丁を使う練習にもなります。
おもちゃは大人が、子どもがよりよく楽しめるように考え出された物。しかし、子どもが発見して飽きずに遊んでくれないとおもちゃでなく、ただの物です。絵本は,大人が創って子ども達と共読する文化財です。どちらも、子どもの生活のためにはなくてはならない宝物です。(個育ちネット:たんぽぽ 小西2202)