めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

《「根拠のない自信」をしっかり育てる》6月めぐみだより

《「根拠のない自信」をしっかり育てる》
我慢が続く緊急事態期間が再び20日まで延長となりました。早々と梅雨入りの予報もあり、
もう少し初夏を楽しみたいのに残念ですが、コロナの自粛には良いのかもしれません。懇談会や
行事も中止せざるを得ない状況です。子どもたちの日々の活動を見て頂く機会を、できれば簡単な動画にアップして見て頂けるよう計画しています。ネットでの配信は保護者の皆さまのご理解が必要です。他への流出等がおこると大変ですので家庭内での楽しみにしていただければと願っています。ご理解ご協力をお願いいたします。
うまれたて    あげはゆりこ
めをさましました
さなぎの ゆりかごから とびだし
ゆっくり はねを のばしました
(いまだ!)
わたしは かぜのふねにのりました
だいすきな だれかに
であうために
・・・・・
あたらしい「きょう」です
あたらしい「わたし」です!
 くどうなおこ と のはらみんな
たんぽぽホームでうまれたてのあげは

レモンの葉を食べつくすアゲハの幼虫。5回目の脱皮で体の色が緑色に変わります。黒いフンがいっぱいです。幼虫が時間をかけて、さなぎになり羽化するのか楽しみです。
小さな命が育つ道筋は多くのことを教えてくれます。子どもたちと過ごす私たちですが、児童精神科医の佐々木正美先生が子どもを育てるときにもっとも大切なことは、子どもの心の内に生きていくために必要な「根拠のない自信」をたっぷり作ってあげることだと言われます。人として生きていくための根っこ、信じることができる人がいるということです。自分でしたいことを自分でできないとき、誰かにやってもらえることで、その相手を信じる力が育ちます。可能なかぎり乳児期、あるいは幼児期の早期までは、子どもの要求を無視しないで、全部そのとおりにしてあげればいいくらいの気持ちをもってと。ありのままの自分を承認されることが自信になります。「甘え」と「わがまま」を繰り返しながら、子どもたちは自立していきます。幼い時ほど、心から信頼できる人にしか甘えやわがままを言いません。自分への愛情を確かめながら、自分の存在価値を知り、安心して生きていく力にかえていってほしいです。「根拠のある自信」とは、たとえば勉強ができる、スポーツが良くできる等結果が数字で出たり形ででます。その自信も持つためにはたくさんの努力があってのこと、素敵で大切なことです。しかし、難しいのは自分よりできる人に出会うと劣等感をもち、自分より劣っている人には優越感を抱くことになります。「根拠のある自信」は「根拠のない自信」に支えられていないと、常に不安のなかで苦しみます。ちゃんと自分のことをわかってもらえる人がいること、自分自身を支える自信です。ありのままで、いることができる中で、努力や頑張りが生まれてくると思います。「良い親」、「いい子」ではなく、多様な形のなかで信じる事ができる居場所を、みんなで助け合い支えながら作っていけるといいなと思います。               奥田輝代

6月の主な行事予定

 
4日 金 かめぐみ(0歳児)懇談会(中止)
8日 火 避難訓練
10日 木 尿検査(2歳児~5歳児)(延期)
11日 金 ひよこぐみ(1歳児)懇談会(中止)
15日 火 積木遊び(幼児)
17日 水 数遊び(5歳児)
18日 金 うさぎぐみ(2歳児)懇談会(中止)