めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

《育ちの芽・育ちの眼》3月のめぐみだより

《育ちの芽・育ちの眼》
  春めく日々がやってきました。あっという間の一年だったようですが私たちにとって記憶にのこる一年になったかもしれません。ワクチンの話題が出始め、罹患者の数も少し下がって、注意しつつ次に向かっていきたいこの頃かもしれません。
 たんぽぽの花言葉は、幸せ、別離、真心の愛・・
この季節3~4月にふさわしい言葉です。別名を「鼓草(ツヅミグサ)」ともいわれ、「たん、ぽん、ぽん」という鼓を打つ音からタンポポという名がついたともいわれています。川崎洋さんの有名なこの詩ですが、『ひとつひとつみんな名前があるんだ』と子どもたち一人ひとりがかけがえのない一人としてしっかり胸を張って巣立っていくこと、『川に落ちるな』と見守る願いと祈りを感じます。3月は5才児にとっても卒園し小学校へ向かう時期、それぞれの子どもたちが次へのステップに一歩進めていけるよう大切に過ごしていきたいものです。
 
先日から園庭のプランターにタネを蒔いたカブや大根、豆やほうれん草が育って子どもたちがせっせと収穫をしています。今期はコロナ禍のため5才児は簡単なおやつ作り等を行いましたが、ホームでのクッキングがほとんどできませんでした。残念。しかし今年度は、苗からでなく種から栽培を行い、子どもたちのキラキラの眼は、その成長に水やりや観察を行い興味の芽を育ててくれました。園にはサクランボやビワ、みかん、イチジク、レモンにりんご、アーモンド・・。実のしっかりなるもの、ならないものもありますが果樹が植えてあります。「なぜ実がなるのか」「色がかわるのは?」と子どもたちにはなぜなぜがいっぱいです。ビワは実がなると食べ頃に心がざわめくのですが、じつは12~1月に咲く白い花には気づかれずメジロやヒヨドリがせっせと花に頭を突っ込み嘴(くちばし)に花粉を付けて媒介してくれています。ミカンの木はアゲハチョウがいっぱいやってきて、葉を食べまくっています。子どもたちは大喜びですが、か細いレモンの木は苦しそうです。その不思議や生育を垣間見ながら、子どもたちはたくさんのことの学びを始めています。
 お部屋ではコンテナ2箱にカブトムシの幼虫がザックザック育っています。置き場所がなくなるぐらいで数を数えても数え切れません。生きもの、植物と付き合いながらその育ちやいのちを知ることになるでしょう。そして自分たちの心ともかよわせていくのではないかと思います。本やネット、ビデオで知りうる知識をも重ねながら、いかに仲間や自分と共感し喜んだり悲しんだりしながら学びを深め活かしていけることが大切であると思います。
 これからも気づきを大切にし、ワクワク、ドキドキしながら子どもたちが主人公の育ちを重ねていけるよう応援していきたいと思います。   奥田輝代

3月の主な行事予定

 
3日 水 ひなまつり
5日 金 卒園お祝い会(乳児・5歳児)
9日 火 避難訓練・味噌づくり(4歳児)
       5歳児保護者懇談会(4:45~)心
11日 木 内科健診
17日 水 5歳児保護者、掃除と作品整理
19日 金 卒園式心・部屋移動
23日 火 積木遊び(幼児)

心は保護者参加行事です