めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

《密は避けても、人はさけない!》7月のめぐみだより

《密は避けても、人はさけない!》
蒸し暑い梅雨の季節に、マスク生活が続き熱中症の不安がきかれます。少しずつ園での生活を取り戻しつつある子どもたちですが、体が慣れていない中で暑さに発熱するケースも見受けられます。体調をしっかり見ながら園生活を楽しんでいければと思います。
例年ならば夏まつりやお泊り保育、水遊び、プール遊びと夏ならではの行事を楽しむ季節ですが、今年はコロナ生活で安心安全を第一にして自粛、見直しが必要です。保護者の皆さまとも楽しみを共有して過ごしたいところですが、密になる行事については中止せざるを得ない状況です。子どもたちとはそれに代わり「夏遊び会」を園内で楽しみ、縁日の屋台の遊びや給食でも出店をしてワイワイやりたいと思っています。幼児クラスのプールについても数回でも、密にならないよう工夫してできればと思います。
6月まで大阪市の自粛要請に対応していただいたご家庭の子どもたちも7月からは、戻ってきてくれます。コロナが終息したわけではなく、常に最善の備えを意識して乗り越えていけるよう、健康管理含め園生活へのご理解・ご協力をお願いいたします。

コロナウイルスのおかげで、人と人との密が切り離されて、身を守るあまり人としての大切な感情がときおり壊れそうな気がします。世界では医療従事者に対する大きな賞賛と感謝が話題になる中、京都の堀川病院の6割の職員がアンケートの中で「家族が出勤停止」「保育所への登園を断られた」「死ね」「火をつけてやる」等の嫌がらせがあったとニュースが伝えていました。お店に対する自衛警察なる人からの張紙も含め、未知のウイルスに対する恐怖といえばそれまでですが残念な出来事です。自らコロナに感染したい人はいないし、亡くなった方や家族の苦しみを思えば、互いに守りあわないといけない状況下で相手への責任を押し付けてくるのは悲しいことです。私たちは自分とは違った人種や民族、思想信条、性別、LGBT等、同一方向で歩むことを良しとする国民性なのか、互いに自分や相手を尊重する、意見を出し合って解決することが、とても苦手なところがあるように思います。
新たなこと・経験せぬことに向き合ったときに、互いに思いや考えを出し合い次を模索する力が大切であると改めて考えさせられます。前はこうだったにとらわれず、子どもたちの時代は自ら考えて表現し行動する、仲間を巻き込み実現する。それは単に積極的に主張するということではなく、それぞれがそれぞれの人として安心できるということが前提です。
「人と人を遠ざけるウイルス」ではありますが、人は精神的にも物理的にも一人では生きていけません。気持ちを出せる友だちや、話を聞いてくれる人、一緒に楽しむことができる仲間がいて、自分の不安が吹っ飛んだり、やる気を生み出す力になります。保育園は、子どもたちにとって大切なコミュニティの場です。人と直接関わって、自分や仲間と育つことはIT化が進んでも取って代わることができない教育です。「密をさけても、人は避けない!」
人が育つ学びの場を守っていきたいと思います。      奥田輝代

7月の主な行事予定

 

在園児・保護者の予定
9日 木  夏遊び会 :午前中は子どもたちのみ、お迎え時に保護者とヨーヨーつりをします。
13日 月   尿検査(8日に容器を配布します)
15日 火  避難訓練
17日 金   5歳児デイキャンプ(保育園内)
28日 火  積木遊び
31日 金  救命法講習会→保護者の参加は中止し職員のみで行います。