めぐみ保育園 給食だより

こどものおやつ(3月給食だより)

子どもにとっておやつは体と心の栄養のために必要なものです。子どもは胃袋も小さく、消化吸収機能も発達途中なので、3度の食事だけでは必要な栄養が整わないのです。おやつというと甘いものを連想しがちですが、1回の軽食ととらえるとメニューの内容なども変わってくるでしょう。朝は今日1日の活力になるよう貴重なエネルギー源、昼はしっかりと栄養補給をして午後の活力源、夜は休息、疲労回復につながり1日のおつかれさまの意味合いとそれぞれの食事に意味があります。

おやつの時間と内容
内容としては1日に必要な栄養素を補うという意味なので、果物、野菜、芋類、乳製品など栄養補給になるものを意識して選びましょう。食べ過ぎもいけませんが、ある程度粉ものなどを使い、夕飯までの腹持ちのよいメニューがいいでしょう。
幼児の場合、一回の摂食量が少ないので、おやつが占める割合が1日の食事の20%位が適当といわれています。やむを得ず紙包みのおせんべいや、菓子袋1つをあげる時も、袋から取りだして皿に盛り付け、子どもの適量を考えて与えて下さい。甘みは人間の脳にリラックスを与え、即エネルギー源となるので、おやつに使用しがちですが、甘すぎる味付けは虫歯や肥満の原因にもなるので気を付けましょう。時間は10時と3時がベストでしょう。

今月のおすすめ献立


桜大根
【材料】
大根:250、塩:小さじ1/3、みりん:大さじ2、砂糖:大さじ1、塩:小さじ1/2、酢:大さじ1・1/3、ゆかり:小さじ1
作り方
①大根の皮をむき、いちょう切りでスライスする。
②大根を塩もみし、10分間放置する。
③出た水を捨て、ポリ袋に残りの調味料と、大根を入れ軽くもんでなじませる。
④空気をむいた状態で縛り、30分つけたら完成です!

今月の調理保育


節分会
節分にあわせてランチルームの飾り付けをすると、みんな喜んでくれていました。またぞうさんはご飯を食べる前に自分たちで恵方巻を巻いてもらいました。みんな上手に巻けていて、たくさんおかわりしてくれました。みんな黙々と恵方巻きを食べていて、おいしいといって喜んでくれていました。
いきいきクッキング③
れんげさんは、タコライス、豆腐チャンプル、もずくスープを作りました。たんぽぽさんは韓国料理、キンパ・ナムル・わかめスープを作りました。今回は3回目ということで、ぞうさんは率先して動いてくれました。りすさん・きりんさんもしっかりとお約束を守ってお野菜をたくさん切ってくれました。協力して多くの種類のものを作り上げることができ、みんなおいしいと言ってたくさん食べてくれました。
ムーチー作り
ムーチーは、ういろうのような黒糖のお餅を、月桃(げっとう)の葉で包んで蒸す、ちまきに似た沖縄のお菓子です。園庭に生えている月桃の葉をみんなで取り、ぞうさんが生地を葉に包んでくれました。葉の独特な強い香りが苦手な子もいましたが、喜んで食べていました。

食育コラム


ひなまつり
 女の子の節供として祝われている「ひなまつり」は、「ひな節供」「桃の節句」とも呼ばれ、ひな人形を飾り、桃の花、白酒、ひしもち、あられなどを供える風習がほぼ全国にゆきわたっています。その始まりは中国と言われています。中国では3月最初の巳(み)の日に身を清め厄除けをする風習がありました。「形代(かたしろ)」として身代わりの小さな人形をつくり、それが災難を引き受けてくれると考えられていました。その人形に、感謝と供養の気持ちを込めてごちそうをするようになったのが、まつりの始まりとされています。
ひなまつりにまつわる食べもの
桃:桃には魔除けの力があるという中国伝来の考え方がありました。桃の花を愛で、桃の花を浮かべた酒を飲み、桃の葉を入れたお風呂に入って無病息災を願いました。
白酒:桃のお酒と合わせて紅白として、祝福を表しているといわれています。
菱餅:いにしえの健康食品だったといわれています。
・紅 くちなしが含まれていて解毒作用があります。
・白 白い菱の実に血圧降下作用があります
・緑(よもぎもち)造血作用があります。
花の赤、雪の白、新しい芽の緑という春を表す意味があるともいわれています。
ひなあられ:主に桃色・緑色・黄色・白の4色でそれぞれ四季をあらわしているといわれ、1年の四季を通じて健康でいられますようにという願いが込められています。