めぐみ保育園 給食だより

ぼたもちとおはぎのちがい(9月給食だより)

「暑さも寒さも彼岸まで」といわれるように、春の彼岸は農作業が始まる時期で、秋の彼岸は収穫の時期にあたります。よって、春には収穫をもたらす山の神を迎えるためのぼたもちを、秋には収穫を感謝しておはぎをつくったともいわれています。
 秋のお彼岸は、小豆の収穫期とほほ同じで、とれたてのやわらかい小豆をあんにすることができます。やわらかい皮も一緒につぶして使うので、つぶあんができます。
春のお彼岸は、冬を越した小豆を使うことになりますが、皮はかたくなっています。
当然かたくなった皮をそのまま使っては食感が悪くなります。そこで皮を取り除いた小豆を使い、こしあんができます。
保育園では作る時には、ぼたもちは「牡丹の季節」春のお彼岸の時に食べるもので小豆の粒をその季節に咲く牡丹に見立てているということ。
おはぎは、「萩の季節」秋のお彼岸に食べるもので小豆の粒をその季節に咲くは萩に見立てているということを伝えています。

今月のおすすめ献立


鰆の幽庵焼き
【材料】
鮭:4切れ、レモン(ゆず):1/2個、清酒:大さじ2、みりん:大さじ2、醤油:大さじ2
【作り方】
①ボールに鮭と調味料を入れ、時々返しながら冷蔵庫で1~2時間漬けこむ。
②片面グリルの場合は2分予熱後、5~6分焼き、返して5分焼く。(両面の場合は7~8分焼く)
※仕上げの段階で、漬けこんでいた調味料をはけでぬります。塗って乾いたらまた塗っての作業を2~3回繰り返すと、焼き色、味ともにおいしく仕上がってくれます。
③最後に焼き目をつけたら出来上がり!

今月の調理保育


いきいきクッキング
りす、きりん、ぞう組さんのみんなで食べたいお野菜おにぎりと和え物を決めました。保育園で夏野菜を育てているので、できた野菜を収穫したり、みんなでお買い物に行きました。たんぽぽさんは塩昆布のおにぎりと夏野菜の梅和え、れんげさんはゆかりのおにぎり、夏野菜のマリネを作りました。みんなが一生懸命作ってくれたのでおいしいご飯を作ることができました。れんげさんは、マリネが「酸っぱい~」といっていましたが、みんなで作ったということもあり残さずたくさん食べてくれました。たんぽぽさんもたくさんの子がおかわりに来てくれて、完食でした。クッキング2回目で慣れてきたのか、しっかりとお約束を守っててきぱきと動いてくれました。クッキング大成功でした!
3回目のクッキングは2月にあります。ご飯もの、主菜、副菜、汁物をみんなで協力して作ります!

食育コラム


食事のマナー
マナーとは、人が一人で生きるわけではなく、「群れ」に所属し、折り合って生きるから、その「群れ」をよりよくしていきたいから、必要なのです。
食卓は食事のマナーが身につく場でもあります。食事のマナーとは、お互いに気持よくおいしく食べるために身につけておいたほうがよい、コミュニケーションが取りやすいということです。またマナーとは習慣で身につくものなので、毎日の食事を意識して食べてみましょう。

●マナーの3原則
 食べるマナーは、生きるマナーと同じ、段階的に子どもと育て合いましょう。
芯はしつけの3原則、
1.自他は表裏、
2.生命に資するように、
3.子の自分育てに役立つように。

例えば、箸など先のとがったものを振り回せば自他ともに危険ですし、凶器にもなります。最初から扱いの良い悪いを教えるべきです。ばっかり食べ、偏食は生命保持を妨げ、成人病への回路をつくってしまうこともあります。
結局は、個々に、なにを・なぜ選択するのか、しないかの支援の問題です。小うるさい指摘・約束よりも、一人前の存在を尊び、失礼のないように、良質の見本をみせてあげましょう。