めぐみ保育園 給食だより

味わって食べよう(12月給食だより)

味覚の幅は、好き嫌いの始まる、ほぼ3歳から8歳で形成されると言われています。この時期にどういう味を体験し続けてきたかでその人の一生の味覚がだいたい形成されていきます。意識して日本人の基本の5味(甘味・酸味・苦味・塩から味・うま味)を体験し、味覚の基礎を築きあげましょう。
 最近ではマヨケチャラー症候群という、マヨネーズ、ケチャップで何でも食べるこれがないと食べられないという人たちが増えています。味に刺激があるので、食体験の少ないこともたちに与えたら喜ぶ味付けです。
 しかしこれが習慣になると、うま味なとの繊細な味付けが分からなくなり、また塩分、脂肪が多いところが健康面でも心配です。
 また小さい頃からだしのうま味をしっかり根付かせておけば、成人したころ一時脂っこい味付けに好みが変わっても、加齢と共に元に戻るとも言われています。つまりうま味には常習性があるようです。

今月の調理保育


いわしの手開き
ぞうぐみさんにお手伝いしてもらい、いわしの手開きをしました。始めは苦手意識を持っている子が多くなかなか手開きすることができませんでしたが、先生が声を掛けたり、手開きの方法がわかると率先して行ってくれました。手開きした後の骨は骨せんべいにするととても喜んで食べてくれました。
収穫祭
外で火をおこし、つみれ汁を作りました。みんながたくさんの野菜を持ってく来てくれたので、具だくさんのお汁を作ることが出来ました。ぞうぐみさんに手開きしてもらったいわしは、つみれにして鍋に入れました。とっても美味しく出来上がり、みんなたくさん食べてくれました。

食育コラム


冬のお野菜
白菜:横にすると重みで傷むので、芯を下にして立てて保存しましょう。
ほうれん草:様々に楽しめる栄養価の高い食材です。あくが強いのでさっと下ゆでしましょう。
水菜:熱を通しすぎると心地よい歯触りがなくなるので注意しましょう。
大根:先端は辛みが強く、真中は甘く、葉に近い部分は辛みが弱いという性質を持っています。
長ねぎ:独特の刺激臭と辛みが特徴で古くから風邪の特効薬として用いられてきました。
真鱈(まだら):いたみが早く、生の状態では冷蔵しても品質が悪化するので、早めに調理しましょう。