めぐみ保育園 給食だより

お手伝いは片付けから(5月給食だより)

子どもたちは片付けが大好きです。大人がやってしまった方がスムーズに進む配膳ですが、簡単な食事の準備や片付けから参加させることにより、基本的な生活力が身についていきます。
まずは自分が食べた食器の片付けから始めてみましょう!
お手伝いを続けてしたくなるように、上手にできたらごぼうびシールをあげましょう。シールのようなものでも子どもたちは大喜びで、そのシール欲しさにまたお手伝いしをしてくれます。この繰り返しの中で、配膳や片付けの基本、食事をいただく上での一連の流れを習得することができるわけです。ぜひ試してみてください!

今月のおすすめ献立


柏餅
【材料】
上新粉:100g、砂糖:14g、片栗粉:9g、熱湯:150ml、あんこ:適量、柏の葉:5枚
【作り方】
1、ボールに上新粉、砂糖、片栗粉を入れ熱湯を入れる。熱いので、菜箸でよく混ぜ混ざったら耳たぶくらいのやわらかさになるまで手混ぜる。
2、生地をまるめて蒸し器で10分蒸す。
3、すり鉢にいれこねる。
4、まな板の上で直径3㎝くらいの棒状にし、3㎝の幅で包丁で切る。
5、手に水をつけながら、一つずつ両手で丸め手のひらでぎゅっと押し、楕円形にする。
6、餅にあんこをのせ2つ折りにし、はしを指で押さえてふたをし、3分間蒸す。
7、葉っぱをまいたら出来上がり!

今月の調理保育


読み聞かせ
いつも給食で食べている野菜やお肉・お魚の名前を、模様や形が描かれた絵を見ながら答えてくれました。野菜とお肉のクイズではみんな元気よく大きな声で答えてくれて、全問正解してくれました。お魚のクイズでは一生懸命考えてくれましたが、あじとさばの見分けが少し難しかったようです。みんなクイズを楽しんでくれたようです。また給食の時間にクイズをだして、覚えてくれていたらいいなと思います。
桜の葉の塩漬け
ぞうぐみさんにお手伝いしてもらい、さくらんぼの木の葉っぱを取ってもらいました。葉の塩漬けは一週間前に行います。葉っぱをみんなできれいに洗ってもらい、ゆがくと葉っぱの色が変化します。それをみて「水が黄緑色になった!」「桜餅のにおいがする!」などみんな興味津々でした。葉を一枚一枚拭きとって、塩に漬け込んで一週間後に桜餅作りです。
桜餅作り
一週間前にぞうぐみさんと一緒に塩漬けした葉っぱと、お餅とあんこを用意し、丸めてもらいました。お餅はぞうぐみさんが一生懸命焼いてくれたお餅で作りました。お皿の上に葉っぱ、お餅、あんこを順番にのせるとみんなきれいに丸めてくれました。葉っぱは「しょぱい」と言いながらも、みんなおかわりもしてくれて、クッキングは大成功でした!

食育コラム


端午の節句
端午の節句はご節句の一つで、男の子の節句です。この日は、家々にこいのぼりをたて、ちまきや柏餅などを食べて祝います。端午は中国伝来のもので、「端」ははじめの意味で、もとは月の最初の午(うま)の日の行事でした。
のちに「午(ご)」は「五」と音が同じで、中国の漢時代以降に5月5日を端午というようになりました。よもぎやしょうぶを邪気祓いに用いることやちまきを食べる風習は、日本に平安時代に伝わりました。
柏餅
柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴があるので、これを「子どもが産まれるまで親は死なない」=「子孫繁栄」との意味を持ちます。
ちまき
中国の伝説では、楚の愛国者だった政治家で詩人の屈原が、5月5日にべきらこうで入水自殺した後、遺体が魚に食べられないように、笹の葉で包んだ米の飯を川に投げ入れたのが起源とされます。日本にも端午の節句(端午節)に笹に巻いたちまきを食べる風習が伝わりました。