めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

《あの日のオルガン》2月のめぐみだより

《あの日のオルガン》
正月休み明けから、じわじわとインフルエンザA型でお休みするお友だちが出てきました。全国的に大流行だということですが、これからも油断できない状況、子どもたちと共に手洗いや自他ともに感染し合わないようにマスク等で予防していきたいと思います。大阪西部地区では感染性胃腸炎やリンゴ病等も広がっているようなので、家族同士、また妊産婦の保護者の方々は十分注意をお願いします。先日は雪がチラつき、寒さも厳しい時期になりましたが、子どもたちは日が差し込むような日は寒さも忘れて、走りまわって遊んでいます。区民の人々の憩いの場所でもある千島公園も早く再開して利用できれば良いなと思います。
1月は乳児クラスの参観と懇談会がありました。忙しい保護者の方同士が互いの子育てをお話しあえる機会を持つことが少しできたように思います。各クラスで生活リズムのことや食事のこと、又スマートメディアとの付き合い方などこれからも一緒に考えていくことができればと思います。
1月の始めに「あの日のオルガン疎開保育園物語」の試写会を見ました。戸田恵梨香さんと大原櫻子さんW主演で原作は「君たちは忘れない-疎開保育園物語」を下に、東京の下町にある戸越保育所のお話しです。第二次世界大戦末期の1944年、警報が鳴り防空壕へ避難する保育生活。若い20歳代の保育士11名が幼い園児53名を連れて埼玉の荒れ寺、妙楽寺へ集団疎開を決行します。実際には学童疎開は知っていましたが、まさか園児が疎開したのを始めて知りました。「子どもを戦争から守りたい」という強い思いの下でまさに命がけの試みであったと思います。保護者にとっても大変な決断です。子どもだけでも無事でいてほしいという願いで送り出します。24時間保育を食糧も無く、助けもままならない中で、日々噴出するさまざまな問題に格闘し涙する生活。実際想像すらできない事実です。正直私たちも、お泊まり保育一日でも子どもたちの安全、就寝後の見守り等神経を張り詰めて行っている状態ですが、いつ終わるかわからない戦争と疎開先にも始まる空襲の下で、子どもたちを守る自信はとても考えられないものです。戦争と共に、両親を亡くした子、家を無くした子が続々と報告されます。終戦後いつ迎えにきてくれるかわからない日々を保育士と子どもが過ごします。最後は親戚に引き取られる子どもたちもいて、すべての子どもたちを守り返すことができました。
この実話を見て、今各地でたくさんの災害がいつおこっても不思議でない状況下に置かれている現実に、私たちは何ができるのだろうと改めて考えさせられました。できることには限界があるのですが、地域に存在する保育園、子どもたち、保護者、地域の人々とのつながりが多くの知恵と力を与えてくれ、子どもたちや大切な命を守っていくのではないかと思います。互いの思いを大切にして子どもたちを育てていきたいと思いました。
なお2月13日には、千島住宅の皆さんとの共同防火訓練をします。いつも保育園のことを考えて協力してくださる住宅住民の方々に感謝したいと思います。  奥田輝代

2月の主な行事予定


1日 金 節分 / 乳児公開保育(研修)・幼児個人懇談(~8日)心
5日 火 クッキング(れんげホーム)
6日 水 小林小学校見学(5歳児)
8日 金 クッキング(たんぽぽホーム)
12日 火 小林小学校昔遊び交流(5歳児)
13日 水 避難訓練(住宅との共同防火)
14日 木 眼科検診(全園児)視力検査(幼児)
15日 金 戸外遊び会
21日 木 雪遊び(4,5歳児)六甲人工スキー場
27日 水 積木遊び(幼児)
28日 木 にこにこサロン心
心保護者参加行事です。