めぐみ保育園

お知らせ:めぐみだより

《育みたい、自分大好き!21世紀の子へ》8月のめぐみだより

《育みたい、自分大好き!21世紀の子へ》
暑い・熱い日々が続き、水害・台風と取り巻く自然災害にも不安を覚えます。この時期唯一のプールや水遊びにも危険信号がつくこの頃。子どもたちの運動や活動へのチャレンジも自粛ブームで、心身の発達にも影響しそうな勢いです。開発を優先する社会への自然からの警告のように思います。楽しく工夫しながら、配慮を怠らず過ごしていきたいものです。
5歳児の宿泊保育は六甲山、山の自然にふれ鳥のさえずり、さわやかな風と大阪の熱さが余計に異常に感じる時間でした。ケーブルカーやロープウェーに乗って『ロープに車がぶら下がっている!』体験に子どもたちは大興奮でした。参加できなかったお友だちに思いをはせながらキャンドルに願いを託して夜を過ごしました。子どもたちの平穏なひと時に感謝したいと思います。
今年度改定された保育指針のお話はこのお便りでご紹介してきましたが、先日職員と共に、策定に深く関わられた前白梅学園大学学長、汐見稔幸先生のお話を聞くセミナーに参加しました。受容と応答の乳児保育、学びの中での非認知能力の大切さはお便りでも何度もお伝えしてきましたが、汐見先生が繰り返し繰り返し話されていたのは「子どもたちの遊び、徹底して遊びこむことが大切である」でした。工夫して自らが考えて、試行錯誤して持続して生み出していく遊びが21世紀の子どもをつくると。覚えさせられて学んだことは使わなければ忘れてしまうけれども、自ら体得していった体の記憶や能力、意識は一生残ります。人と直接関わることがなくなると、道徳性や規範意識も低くなり、協同したり試行錯誤して解決していく力も弱くなります。身体も心も考える力も、失敗して何度もチャレンジして使わないと育つことがないということですね。当たり前ですが、でも当たり前でなくなってきていることだと思います。
改めてこれからの社会が、人間が失いつつある3つのものを取り返したい‼
① 身体を使うこと、大好き!
② 自分で考えること、大好き!
③ 人とかかわること、大好き!
 汐見先生のお話を聞きながら、AIの進化とともにさらに取り返すべきものになっていきます。私たち、大人が子どもらしさ、人間らしさを強化していくことが大切であると実感しました。環境や条件等制約はたくさんあるかもしれませんが、子どもたちにとってより良い環境を保護者の皆様とともに、一緒に考えていけたらと思います。
夏の暑さや健康に気を配りながら、家庭での夏も楽しんでください!    奥田輝代

8月の行事予定


4日 土 害虫駆除後の大掃除(お弁当の日)
7日 火 たんぽぽクッキング
10日 金 れんげクッキング 救命法講習会(4:45~6:00)
13日 月 ~15日(水)夏期合同保育
21日 火 避難訓練
24日 金 平和を考える日
28日 火 積木遊び(幼児クラス)
30日 木   にこにこサロン
31日 金 プール納め